紹介
著者・斎藤武一が保健所で偶然手に入れた資料『北海道における主要死因の概要』――。その統計資料によると、泊原発が稼働してから【がん死亡比】がナンバー1の道内市町村は「泊村」であるという。2位は対岸にある「岩内町」、3位も近郊の「寿都町」……。事故が起きなくても放射性物質を出し続ける原子力発電所。泊原発の放射性物質は、風に乗り、雨に混じり、北海道各地に降り注いでいるのではないか!?〈泊原発とがん〉の関係について論じた衝撃のリポート。
目次
第Ⅰ部 泊原発周辺で〈がんの過剰死〉が起きている
1 〈泊原発とがん〉を調べるきっかけ
2 資料を読み解きわかった衝撃の事実
3 内陸より〈がん死〉が多い海沿いの町
第Ⅱ部 なぜ内陸部で〈乳がん死〉が増えているのか?
1 泊原発と〈乳がん死〉の関係について
2 泊原発が運転する前と運転した後の変化
3 札幌など五大都市の〈乳がん死〉
4 [追論]泊原発周辺のがん多発のさらなる要因について
[巻末資料]
泊原発とがん
A5版 68頁 並製
ISBN978ー4ー902269ー87ー1 C0036
発売日 2016年10月