紹介
アイヌ民族によって書かれた文学(小説・評論・詩歌)のすべてを論じた日本初のアイヌ文学通史――その上巻「近代編」がついに完成。
刺激的な内容と五〇〇ページを越えるボリュームで日本文壇と学会、読書界に波紋を呼ぶこと必至の大著!
目次
1章 異言語〈日本語〉の強制と同化教育
2章 樺太からの発信〈その1〉――山辺安之助『あいぬ物語』
3章 樺太からの発信〈その2〉――アイヌの民族誌
4章 武隈徳三郎の『アイヌ物語』とその周辺
5章 知里幸恵『アイヌ神謡集』――原風景の創出
6章 詩歌人たちの登場――内なる越境の始まり
7章 近代後期の言論者たち
8章 近代後期のキリスト教系アイヌ文学の系譜――ジョン・バチェラーの弟子たち
9章 内なる越境文学といての近代アイヌ文学
近現代アイヌ文学史論〈近代編〉
¥2,900価格
四六判 524頁 並製
ISBN 9784909281029 C0095
発売日 2018年4月