紹介
朝鮮人の父とアイヌの母をもつ元北海道ウタリ協会理事の小川隆吉が初めて語ったその生い立ちと戦後の民族運動――。大日本帝国が生んだアイヌの闘いの人生を写真とともに記録した本。
目次
私の出生について
兄・姉との生活
シマンの入植地にて
桂沢ダム建設現場に出稼ぎ
結婚・札幌へ
ウタリ協会石狩支部創立のころ
「全国アイヌ語る会」のこと
「アイヌ民族品企業組合」のこと
韓国に行ったこと
樺太移住殉難者慰霊墓前祭の立ち上げに関わって
札幌の学校で差別講和・差別授業があったとき
北大医学部動物実験室で
「アイヌ民族に関する法律(案)」作成のころ
国連先住民族作業部会に参加して
北大古河講堂人骨事件のとき
アイヌ民族共有財産裁判のこと
からだのこと
鮭密漁のこと
アイヌ文化振興法の見直しについて――有識者会議のみなさんへ
北大が所蔵する先祖の骨のこと
遺骨返還訴訟へ
最近のこと
おれのウチャシクマ
¥2,000価格
四六判 208頁 並製
ISBN978ー4ー902269ー83ー3 C0036
発売日 2015年10月